和田寛(ズクトチエ)の考え方、夏の方が人気のスキー場

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皆さんこんにちは「みよし」です。

スキー場と言えば雪のシーズン、当然ウインタースポーツですから冬のイメージが強いですね。

オフシーズンである雪解け後の春から再び降雪期の秋以降までは通常中々客足はほとんどないのがほとんどではないでしょうか。

この常識を覆そうとしている企業が、リゾート地の再生を請け負うズクトチエです。

ズクトチエの和田寛(わだ・ゆたか)さんが手がけた白岩岳スキー場の、「夏に稼ぐ」スキー場への改革に成功し、大きな注目を集めています。

和田寛さんが持っている考え方

長野県白馬村にある白馬岩岳マウンテンリゾートの、2023年夏の来場者数は22万2000人で、冬季来場者数14.7万人を上回っています。夏季来場者が冬季のほぼ倍にまで増えていますが、その理由はどこにあるのでしょうか。

白馬岩岳マウンテンリゾートでは、スキー以外のアクティビティを新設して通年リゾート化を進めていて、その仕掛けが功を奏しています。主な取り組みとしては、次のようなものがあります。

  • 北アルプスを望む大型ブランコやカフェ併設のテラスの設置
    標高1289メートルのオープンテラスからの大パノラマ。
    秋にはこのパノラマからの紅葉なども楽しめる。
  • ペット向けコンテンツの拡大、ドッグランの新設
岩岳リゾートでは、冬季のスキー需要が年々小さくなり、冬頼みでは厳しいという状況を踏まえて日本の古き良き街並みや自然を外国人にもアピールできるよう、魅力的な宿泊施設や食事などコンテンツを増やすことを目指しています。「イナカの観光業をアップデートする」という考えなくして日本の観光産業、地域産業の活性化は成しえないという考えがあるそうです。

夏の方が人気のスキー場として、当然ですが冬のスキー場施設だけではできる事が限られます。白馬村ならではの気候、自然、そしてスキー場の強みである広大な敷地。これらを様々なアクティビティとして活用することで、むしろスキーをしない層の人までもがその場所を目指す目的地として足を運び、そのことで夏の来客数を稼ぎだした結果に結び付いています。

自然を自然なまま楽しむというのは、山登りや、アウトドアが好きな人は別として、中々難しいものがあります。そのままの自然を手を加える事で、手軽に、気軽に楽しみたいという需要にこたえているのです。

まとめ

今回の記事は、夏季のスキー場の問題として抱えるオフシーズンの客足を見事に冬を上回る数にまで引き上げた和田寛さんのズクトチエがてがけた白馬岩岳マウンテンリゾートを取り上げてみました。

以前に取り上げた記事で「目的になる宿」を展開している企業を取り上げましたが、何も観光のない場所や、今回の白馬岩岳マウンテンリゾートのように、元々は特に人を呼べるものがないオフシーズンという所からリゾートやアクティビティを生み出す発想力が何より今の時代に求められているのかもしれませんね。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。

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