皆さんこんにちは「みよし」です。
今回の記事は、日本の著名なバラ育種家である國枝啓司(くにえだ けいじ)さん。
國枝啓司さんの育種するバラは、その洗練された美しさ、豊かな色彩、そして育てやすさから、国内外で非常に高い評価を得ています。
本記事では、國枝啓司さんのバラ育種家としての卓越した評判と、一般的に語られることの少ないバラ育種家の年収について取り上げてみました。
國枝啓司さんのバラ育種家としての評判
國枝啓司さんのバラ育種家としての評判は、一言で表すなら「革新的」かつ「繊細」でしょう。
1976年に父である國枝栄一さんが営む『國枝バラ園』に就農。
1981年にヨーロッパ研修にて学んだ思想や技術をもとに育種家としての活動を開始、実に40年以上の研究、研鑽、実績を持つ専門家なのです。
今上天皇陛下、皇后陛下のご成婚時に献上した『プリンセスマサコ』や神戸元町のシンボルローズ「ときめき」なども作出しています。
國枝啓司さんの生み出すバラたちは、従来のバラのイメージを覆すような、新しい色合いや花形を持つものが多く、見る人の心を惹きつけます。
特に、淡いパステルカラーや、ニュアンスのある複色のバラは、國枝さんの育種の真骨頂と言えるでしょう。
國枝啓司さんの育種に対する情熱と、細部にまでこだわる姿勢は、育種界においても広く知られています。植物であるバラ自体が生きているものであるという基本的な事を常に念頭の置いて、土や環境への気配りや、山や森に倣った自然に近い環境でばらを育てているのだそうです。
一つの新しい品種を生み出すまでに、数年、あるいはそれ以上の歳月をかけ、何千もの交配を繰り返すといいます。
その過程で、病害虫への強さや育てやすさといった、見た目の美しさだけではない実用性も重視している点が、多くのバラ愛好家から支持される理由の一つで、WABARAという國枝啓司さん独自の品種にはそんなこだわりが生かされているのではないでしょうか。
また、國枝啓司さんの育種したバラは、日本ばら会主催の国際的なバラコンクールにおいても数々の賞を受賞しており、その品質の高さは世界的に認められています。
「つきよみ」など、國枝啓司さんの代表的な品種は、日本国内だけでなく、海外のバラ園や愛好家の庭でも大切に育てられており、これらの実績が、國枝啓司さんのバラ育種家としての確固たる評判を築き上げていると言えるでしょう。
國枝啓司さんの育種するバラは、単に美しいだけでなく、日本の気候風土に合った強健さを持ち合わせていることも、高く評価されるポイントです。
初心者でも育てやすい品種が多く、それが幅広い層のバラ愛好家を惹きつけているのです。
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バラ育種家の年収は?
さて、多くの人が気になるであろう、バラ育種家の年収についてですが、この情報は一般的に公開されておらず、具体的な数字を示すことは困難ですが、いくつかの要素から推測することは可能です。
バラの専門ではありませんが、一般的な種苗会社で働く場合、平均年収は450万円~600万円程度で、大規模な農家で働く場合は1000万円を超える場合もあります。
まず、バラ育種家の収入源は、主に以下のものが考えられます。
- 新品種のロイヤリティ収入: 育成した新品種が苗として販売される際、その売上の一部がロイヤリティとして育種家に支払われます。人気のある品種を数多く生み出せば、それに応じた収入が期待できます。
- 苗の直接販売: 育種家自身が育てた苗を販売する場合、その売上が収入となります。
- 講演や執筆活動: バラに関する知識や育種に関する経験を活かした講演会や書籍の執筆なども収入源となります。
- コンサルティング: バラ園や育苗業者に対して、育種や栽培に関するアドバイスを行うことで収入を得る場合があります。
國枝啓司さんの場合、上記の内容にどこまで該当するかは不明ですが、これらの収入は育種家の知名度、育成した品種の人気、販売ルート、そして経営手腕によって大きく変動します。
例えば、國枝啓司さんのように、国内外で高い評価を得ているバラ育種家の場合、そのロイヤリティ収入は相当な額になることが予想されます。
しかし、全てのバラ育種家が同様の収入を得ているわけではありません。
特に、独立して育種を行っている場合、新品種の開発には多大な時間と労力がかかり、それが必ずしも商業的な成功に繋がるとは限らないのです。
また、苗の販売においても、栽培コストや流通コストを考慮する必要があります。
一般的に、専業のバラ育種家として生計を立てるのは容易ではなく、多くの場合、他の仕事と兼業したり、家族経営で行ったりするケースが見られます。
であるが故に、バラに対する深い愛情と情熱がなければ続けることは難しい仕事と言えるでしょう。
しかし、近年では、趣味の園芸を楽しむ層の増加や、高品質なバラへのニーズの高まりから、優れた品種を生み出す育種家の重要性は増しています。
そのため、今後、才能あるバラ育種家には、より安定した収入が得られる環境が整っていく可能性も考えられます。
5/11(日)よる11時放送
MBS/TBS系 #情熱大陸「きれいなバラはつくりたくない
かわいいバラをつくりたい」國枝のつくるバラは
優しい中間色の花色
何層にも重なる花びら
しなだれたまま風にたなびく姿が特徴。まさに「日本らしさ」を突き詰めた… pic.twitter.com/mU1s6hC6Gc
— 情熱大陸 (@jounetsu) May 10, 2025
まとめ
國枝啓司さんは、その革新的な発想と繊細な技術によって、世界中のバラ愛好家を魅了する数々の美しいバラを生み出してきた、日本を代表するバラ育種家です。
國枝啓司さんの育種に対する情熱と、品質へのこだわりが、国内外での高い評判を確立しています。
一方、バラ育種家の年収は、その実績や経営努力によって大きく異なるため、一概に語ることはできません。
しかし、魅力的な新品種を生み出し、市場で成功を収めることができれば、相応の収入を得ることも可能です。
國枝啓司さんのような卓越したバラ育種家の存在は、私たちに美しいバラを届けてくれるだけでなく、日本の園芸文化の発展にも大きく貢献しています。
國枝啓司さんのご長男、國枝健一さんも25歳で父が営む「Rose Farm KEIJI」に就農。
自らも「Rose Universe co., ltd.」を立ち上げ、CEOに就任するなど、親子でバラへの情熱を燃やしています。
少しでも興味のある方、就農を目指している方などはこういった形もあるのだという事を頭の片隅にでも置いてもいいのではないでしょうか。
ROSE FARM KEIJIさんではオンラインショップもしているようです。
今回の記事は以上となります。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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