画家の緒方陽一さんはハニーハンターとしてもミシュランの5つ星レストランからも高い評価を受ける、その業界では有名な方です。カンボジアの天然蜂蜜の魅力に魅せられた緒方さん。どういった経緯でハニーハンターになったのか、なぜカンボジアなのかなどを紹介していこうと思います。
・緒方陽一の経歴
元々の人生が現在の生き方とは全く違うということはよく聞く話ですが、緒方さんもその例に漏れず、実家は歯科医を目指して専門の4年制大学である日本大学松戸歯学部に通うのですが、大学はなんと4年の時に中退。そこまで行っておいて?もったいない!と考えてしまいますが、そのことそのものに自分で意味を見出せないとそうしてしまうものなのかもしれません。
そして画家となり、小学校当時からのあだ名だった「緒方ポニィ」で画家になりました。
とは言えこれでハニーハンターにと言うにはまだ遠く、緒方さんは画家としての道を歩むことになります。
元々画家として、絵を描く為に訪れたのがカンボジアでしたが、そこで出会った野生の蜂蜜が緒方さんに衝撃をもたらします。天然の蜂蜜はその年の森の実りの影響を受けるので、蜂はその時々で集める蜜の対象が変化、それによって蜂蜜の味に変化が出てくる上に採取する場所による変化も影響します。時々での変化や年ごとの変化ってまるでワインのようですね。
・ハニーハンターと養蜂家、年収の違いは?
ハニーハンターと養蜂家の違いはハニーハンターは相手が天然蜜蜂の巣。対して養蜂家は管理された巣という違いがあります。
ハニーハンターは歴史的に古く、紀元前7000年頃の壁画にその姿が描かれています。
現代のハニーハンターは全てのハニーハンターが天然蜂蜜の採取ではなく、養蜂家を訪ねて買い付け販売を行っている人もハニーハンターと名乗る方もいるようです。
養蜂家は巣を人間側で管理できるメリットがあります。蜜蜂の行動範囲は2~4キロ程度と言われていて、蜜源となる植生が近くにあることが条件。ちなみに養蜂家は畜産業にあたります。
天然の蜂蜜を相手にするハニーハンターはこれを人間の側から探しにいかなくてはいけません。
これだけでもハードルの高さがうかがい知れます。
以上のことから養蜂家は確かに安定した収益が見込みやすいとは言えるでしょうが、だからといってそうそう簡単に稼げるというわけではなさそうです。大体の平均相場で300万円前後でこれはそこの養蜂家で取り扱う蜂の群れの数しだい。一単位を一群と呼びますが、これの数が多ければ多いほど売り上げも上がる傾向にあります。とはいえ、群れを設置する場所にも各々土地や費用などの制約がありますから簡単ではないでしょう。養蜂家で直接蜂蜜の加工やプロポリス、ローヤルゼリーなどの商品化などの有無でも大きく収益は変わってきます。
対してハニーハンターの年収はというと、商社のように養蜂家から買い付けて販売という形をとっている商店さんで年商100億円という強者もいます。ちなみに取引の養蜂家は50軒ほどで、年間100トンの仕入れという規模での話です。緒方さんのようなタイプのハニーハンターの場合ですが、公式に年商は発表されていないようです。
・どこで手に入るか
Khmer Rabbit から2023年5月28日よりKhmer Rabbit Honey(クメールラビットハニー)の販売を開始しており、物によっては7月から順次入荷となっています。
その他にも野生蜜の石鹸や蜜蠟クリームなどの商品がありますが、製品特性上数が限られます。
そして、ちょっとお高いレベルではありません。それだけ入手が困難で品質も高いということです。こまめに公式のホームページをチェックしておきましょう。
・まとめ
今回の記事では
・ハニーハンター緒方陽一さんについて
・ハニーハンターと養蜂家の年収の違いについて
・緒方陽一の製品の入手方法について
を取り上げてみました。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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