パリ市内セーヌ河の衛生環境はどれほど悪いのか。

オリンピック

皆さんこんにちは「みよし」です。

今回の記事は2024パリオリンピック開催地であるフランス・パリ市内を流れる昔から有名な川であるセーヌ川の衛生環境となぜその衛生環境が悪いのかを取り上げてみました。

パリ市内セーヌ河の衛生環境は?

今回2024パリオリンピックではトライアスロン競技の水泳パートで使われる予定の、パリ市内を流れるセーヌ川ですが、実はこの川は今回のパリオリンピックで使用予定以前に101年前からその衛生環境の為に遊泳禁止状態となっていました。7月の末にもなって、それまで禁止状態だったものが突然衛生状態に問題なしとされた為、そんな急に河川の衛生環境って良くなるものなのだろうか、と懐疑的な見方をする方が結構いるようです。

 

トライアスロン競技が開催予定であった7月30日は、前日までの降雨によりセーヌ川の水質が急に悪化。31日に延期される事態になりました。

パリオリンピック開催前から、フランスは14億ユーロ(約2100億円)をかけてセーヌ川の環境対策に力を入れていました。更にはパリ市長自身がセーヌ川で泳いで開催に耐えうる水質環境であることを盛んにアピールしていました。

パリ市内セーヌ河の衛生環境はなぜそれほど悪いのか。

しかし、オリンピック開催期間中に晴ればかりなどとそんな都合のいい話もあるわけがなく、天候が雨になるとそれだけでも汚染排水(生活排水や金属などがある)が本流であるセーヌ川に流れ込み、そのたびに衛生基準が悪くなるわけです。

これには老朽化が著しいパリの下水道事情などもあるようです。壊れた所などから雨で増水すると、そこから流出したりしてしまうのもあります。

水質汚染で特に問題となっているのは大腸菌だそうで、日本国内でも阪神タイガース優勝などの時に飛び込むことで有名な大阪の道頓堀がありますが、ある記事ではセーヌ川の大腸菌の数値はその4倍とも言われているそうです。我々日本でも2021年に開催された東京オリンピックの時も、同じ事が問題となりました。下水設備などで生活排水など基本的に別のルートで浄水施設に送られているこの日本の河川でもです。やはり競技後体調不良になった選手が一定数いたようです。

まとめ

今回の記事は、トライアスロンなどの競技会場となっているパリ市内を流れるセーヌ川の衛生環境などが問題視されている内容をとりあげてみました。

 

パリには19世紀半ばになってようやく水質改善に動きだした歴史があります。それまではとても筆舌に尽くしがたい状況だったそうで、それから長い時間をかけて改善の努力を続けてきたパリの水事情はセーヌ川と文字通り直結しています。少なくとも今回のパリオリンピックでは選手が何も健康被害のない結果であって欲しいと願うばかりです。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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